2013年09月16日

「円山応挙展」感想

〈2013年美術展感想5展目〉
円山応挙展
会場:愛知県美術館
会期:2013.03.01-04.14
観覧料:¥1,300
図録:未購入

 今年の3月に鑑賞した「円山応挙展」の感想です。鑑賞してから半年が経過しておりますので,最早印象も薄れがちではありますけれども,一応記録として書きたいと思います。元々,日本画は自分の好みから外れていますので,それ程の知識はないのですけれど,円山応挙はその中でも別格に好きな画家であります。その理由は端的に言って幽霊画。今回の「円山応挙展」に幽霊画の展示はありませんでしたが,それでもやはり素直に楽しむことが出来ました。総展示数は入れ替え作品を含めて80余点。見応えのある数でありましょう。特に兵庫県大乗寺の客殿二間を再現した展示は圧巻。中国史に名を残す郭子儀が描かれているのも好みでした。写実性を重視した応挙の作風は素直に自分の好むところであります。神農を描いた作品は中国神話好きとしてはやはり嬉しい。また,「白狐図」や「柳下狗子図」の可愛らしさも印象に残りました。応挙の作品を真に楽しむにはまだまだ知識が足らないことを強烈に実感しましたが,それでもなお楽しむことが出来た美術展でありました。日本美術ももっと積極的に触れて行きたいものであります。これも年を重ねての嗜好の変化と言えるのかもしれません。
posted by 森山 樹 at 15:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術展感想