2013年11月17日

三菱一号館美術館「浮世絵Floating World」

〈2013年美術展感想18展目〉
浮世絵Floating World
会場:三菱一号館美術館
会期:2013.06.22-09.08
観覧料:¥1,300
図録:未購入

 最近,関東遠征の際には必ず訪れている気がする三菱一号館美術館。東京駅から直ぐ近いという利点もありますが,とにかく建物自体の雰囲気がたまらなく素敵なのですよね。それなりに多くの美術館を訪れていますが,ここまで好きな美術館はそれ程数多くありません。今回の三菱一号館美術館で開催の美術展は「浮世絵Floating World」。その名の通り,浮世絵を扱った美術展です。浮世絵自体に対する造詣は殆どないのですが,最近関心を持ち始めた分野ということで鑑賞してみました。今回の美術展は全三期による構成となっており,それぞれで展示物が全く異なった模様。自分が鑑賞したのは第三期の≪うつりゆく江戸から東京≫と題された江戸時代末期から明治時代初頭にかけての作品が集められたもの。作者は歌川広重や歌川国芳,小林清親,楊洲周延といった感じ。郷愁溢れる江戸や新しい時代を迎える横浜の姿を描いた風景画が主体となっておりました。普段はあまり目にしない分野の作品ということで目新しさもあり楽しむことが出来たのは確かですが,如何せん同じような作品を続けざまに何枚も鑑賞したおかげで最後には感覚が麻痺してしまったのが残念。どれを見ても同じに見えてしまったのですよね。やはり浮世絵は人物画が自分の好みということなのでありましょう。或いは東京の地理に明るく,現在の風景との比較が出来れば,より楽しめたのかもしれません。後から思えば第一期の≪浮世絵の黄金期≫が江戸のグラビアということで鈴木春信の〈風流やつし七小町〉あたりが鑑賞出来て一番好みであったみたい。尤も,会期の都合上,鑑賞することはほぼ不可能だったわけではありますけれども。何はともあれ,疲労感もありましたが楽しく鑑賞出来ました。浮世絵は今後もうちょっと勉強したい分野ですね。積極的に美術展に足を運ぼうと思います。
posted by 森山 樹 at 13:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 美術展感想