2013年11月24日

太田記念美術館「江戸の美男子」

〈2013年美術展感想21展目〉
江戸の美男子
会場:太田記念美術館
会期:2013.07.02-08.25
観覧料:¥1,000
図録:未購入

 太田記念美術館で開催された「江戸の美男子」展に行ってきました。太田記念美術館は原宿にある美術館ですが,此処のところ東京を訪れる度に立ち寄っている気がします。自分の浮世絵鑑賞の或る意味で出発地点とも言える美術館であります。原宿の喧騒を感じさせない静謐な雰囲気が非常に好み。2か月に1回展示物が入れ替わるので常に新鮮な気持ちで鑑賞出来るのも嬉しいです。今回は「江戸の美男子」ということで鈴木春信や喜多川歌麿,葛飾北斎,歌川国芳らが描く人物画が中心となります。浮世絵と言うとどうしても美人画の印象が強いのですが,美男子を描いた作品も結構な数があるのですよね。但し,自分の興味の範疇外である歌舞伎役者を描いた作品が多いのがちょっと難点。楽しめないわけではないのですが,自分の知識の欠如が深い理解にまで至らないものを感じます。これが歴史上或いは伝説上の英傑を題材とした作品であれば,また違ったのでありましょうけれども。尤も,江戸の粋や通といった美意識を知る上では興味深い作品が多かったのもまた事実。まだまだ浮世絵を楽しむ上での経験値には徹底して欠けていますので,その意味でも良い美術展であったかと思います。今後も浮世絵については勉強をすることで理解を深めていきたいと思います。
posted by 森山 樹 at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術展感想