2011年08月28日

「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」感想

レンブラント 光の探求/闇の誘惑
会場:名古屋市美術館
会期:2011.06.25-09.04
観覧料:¥1,400
図録:未購入

 国立西洋美術館での開催時から是非とも鑑賞したいと思っていた「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」展をようやく訪れることが出来ました。このように巡回してくれる美術展は地方在住の身には有難いです。関東や関西のみ開催の美術展だと交通費及び宿泊費が嵩みますから。尤も,レンブラントの美術展ということであれば,それでも後悔はしないでしょうけれども。

 鑑賞してから既にかなり時間が経過しているので今回は簡易感想です。毎度のことながら反省しなければなりません。名古屋市美術館は昨年のポーラ美術館コレクション展以来。年に数度は必ず訪れる美術館ですね。東京の国立西洋美術館や愛知県美術館と共に一番馴染みのある美術館でもあります。

 今回はレンブラントの作品の特徴でもある光と影の描写に重きを置いたもの。展示としては油彩よりも版画の方が目立っていたように思いました。個人的には版画も大好きなので楽しめましたが油彩に大きな期待をすると落胆することになるかもしれません。ちなみに油彩は11点,版画は93点の展示となっております。但し,数少ない油彩の圧倒的な存在感は実に素晴らしい。どうしても版画は油彩に比べて小さな展示が中心になってしまいますからね。それでも迫力のある油彩とは異なる緻密な版画の魅力も充分に楽しめました。寧ろ,少ない色数で陰翳を表現するには版画の方が適切なのかもしれません。油彩は肖像画中心だったのが残念だけど,レンブラントだから仕方がないのかなあ。個人的には聖書の場面を描いた幾つかの版画に心惹かれました。特に「羊飼いへのお告げ」なんて実に素敵。光溢れる天使の降誕の神々しさが美しいです。油彩では「音楽を奏でる人々」が一等好き。楽器というのは自分の大好きな画題のひとつなのですよね。中世欧州の楽器というだけで楽しくなってしまいます。

 レンブラント好きとしては充分に満足のいく展示でした。版画多めも個人的には気にならず。ただ,前回のレンブラント展も版画展だったこともありますので,油彩作品を中心とした美術展も開催して欲しいですね。また,作品一覧が用意されていなかったのは不満。美術館の姿勢に左右されるのかもしれませんが,出来得る限り展示作品の一覧表を用意して欲しいものです。後から振り返るときに欠かせないのですよね。流石に毎回毎回図録を購入するわけにはいきませんから。
posted by 森山 樹 at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術展感想
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