2013年10月19日

ポール・デルヴォー展

〈2013年美術展感想12展目〉
ポール・デルヴォー展 夢をめぐる旅
会場:浜松市美術館
会期:2013.06.01-07.15
観覧料:¥1,000
図録:未購入

 静岡県の浜松市美術館で開催された「ポール・デルヴォー展」の感想です。「ポール・デルヴォー展」は岡崎市で開催されていた時に行きたかったのですが結局行けなかったのですよね。浜松市もそれ程遠くないので重畳でありました。なお,浜松市美術館は今回が初めて。浜松駅からそれなりに遠いのが難点ではありますが,浜松城公園の中にあるので立ち寄り易いとは思います。施設はちょっと古い感じだったけれどね。ポール・デルヴォーはシュルレアリスムを代表する作家。即ち,自分にとっては愛すべき作品が並ぶ美術展でありました。出展数は約100点。その半数以上が日本初公開ということが非常に嬉しい。ポール・デルヴォーの作品の静寂に包まれた冷たい雰囲気を愛してやみません。彼の作品に繰り返し登場する列車や鏡,ランプといったモティーフもたまらなく好み。或いはギリシアやローマの古代建築を思わせる世界観も素敵に心を捕えます。特に気に入った作品はやはりポール・デルヴォーの魅力が存分に詰まった「トンネル」や「エペソスの集いII」など。特に「トンネル」で描かれる幻想的な女性たちはあまりにも美しい。ポール・デルヴォーが描いた夢の世界の虜になってしまいます。なお,今回の美術展は習作の展示が多いのも特徴的であります。習作が如何に作品に反映されるのかという意味においても興味深いものがありました。また,ポール・デルヴォーのアトリエに残されていた列車やランプの模型の展示も面白いですね。最初の油彩画から晩年に至るまでのポール・デルヴォーの夢と幻想の軌跡を辿る素敵な美術展でありました。あまりの濃密な内容に過呼吸を起こしそうになった程であります。やはりシュルレアリスムは自分の愛し追い求める美術領域のひとつ。今後も機会を逃さないように美術展を訪れようと思います。
posted by 森山 樹 at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術展感想
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