2013年11月10日

色を見る,色を楽しむ

〈2013年美術展感想17展目〉
色を見る,色を楽しむ
会場:ブリヂストン美術館
会期:2013.06.22-09.18
観覧料:¥800
図録:未購入

 “色彩”を題材としたブリジストン美術館のコレクション展。ブリヂストン美術館は今回初めてとなる美術館ですが,意外に東京駅から近いことに驚きました。三井記念美術館や三菱一号館美術館と共に今後も訪れることになりそうな美術館であります。今回の美術展の出展数は約170点。ルノワールやボナールといった色彩豊かな画風の画家から白と黒の世界を愛したルドンまで幅広い作品が展示されています。このような切り口の美術展というのも面白いもの。コレクション展ならではの視点ということも出来るでしょう。個人的にはやはり印象派までの作品が好み。ポスト印象派以降の抽象性が高い作品を楽しむには美術素養がなさ過ぎます。シュールレアリスムの如く不条理な世界を楽しむ作品は大好きなのですけれどね。今回の美術展でもコローやルノワール,シスレー,ミレーといった作品に心惹かれました。特にルノワールの〈すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢〉の愛らしさがたまりません。20世紀美術ではジョルジュ・デ・キリコの〈吟遊詩人〉は大好き。また,やはりルドンのリトグラフ集『夢想』に収められた作品群も自分好みであります。詩情に満ちた作品名を見ているだけで楽しいものがあります。それ程期待していなかった美術展ではありましたが,それに反して非常に楽しめました。ブリヂストン美術館自体の雰囲気も好印象。特に常設展示に古代エジプトの彫刻や石板があるのが素敵。〈セクメト神像〉に暫し見惚れてしまいました。今後も機会があれば積極的に訪れたい美術館であります。
posted by 森山 樹 at 11:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術展感想
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